西という方位は、家相では金運として語られることが多くあります。
西は単に「お金が入る場所」というだけではなく、もっと広い意味で「巡ってきたものを受け取る」という性質があるように感じます。欲しいもの、楽しみ、喜び、経験など、自分の世界へ迎え入れ味わうような方位です。
今回は、西という方位を「受け取る」という視点から考えてみます。
西は「金運」のほかにも、巡り受け取る方位

象意を紐解いていくと、西が表しているものは単なる「お金」だけではありません。自分から強く取りに行くでもなく、巡ってきた価値を”簡単に受け取り”、自分の中で育てていくような意味があります。
また西は、手に入れたものをただ所有するだけではなく、自分の中で楽しみながら満たしていく象意の一つの解釈があります。金銭や物だけではなく、食べ物、趣味、心地よい時間など、人生の中の「楽しみ」と関わる部分です。
西は「好み」を描く方位

西の象意を分解していくと、そこには理想や憧れの要素も見えてきます。
自分の好きだと感じるもの、心惹かれるもの、叶えたいと思うもの、など、西は、現実だけを見るというより、自分の中にある「こうありたい」という世界を描く方位でもあります。
夢というと単に北の象意とも思われますが、西の夢は「楽しみや入手」という、ひとつの感覚に近いものでもあります。
西張りは、自分の世界を大切にする

西の象意が強く表れる家相は、自分の趣味や、心地よいものを大切にする方向へ作用します。
自分が何に満足するかといった「自分の中の価値観」が表れやすくなり、自分らしい暮らしになるよう世界観を育てるような作用があります。
また西は受け取る方位でもあるため、自分を満たすものを取り入れる力(金運)として働きます。
西欠けは、巡ったものの流れが変わる

西の象意が弱まる「西欠け」は、先に書いた「受け取る」という働きが不安定になることがあります。
欲しいものや理想があっても、なぜか少し違う形で巡り得たり、あと一歩のところで届きにくいように感じる場合があります。西は楽しみ・満足・味わうなどとも関わるため、欠けでは自分を満たす感覚が弱まりやすくなってしまいます。
ただ単純に悪いというより、西という方位の作用がどのように表れるかによります。
まとめ|西は「何を受け取り、どう味わうか」の方位

西は金運の方位として知られていますが、古典象意を見ていくと、そこにはもっと広い意味があります。
巡ってきたものを受け取ること、自分の好きなものや理想を思い描くこと、そして手にしたものを楽しみ味わうこと。西は、自分の感覚や価値観と深く関わる方位なのかもしれません。
西の張りや欠けを見る際は、吉凶よりも「受け取る力」や「満たされ方」がどのように作用しているかを見ると充実すると思います。

