南西方位は「暮らしや生活の維持」と深く関わる方位です。南西が強い家では日常生活を支えるための支出が増えやすく、反対に弱い家では生活の管理そのものが不安定になる傾向にあります。
南西は暮らしに関わる方位

家相で北東は、蓄積や継承的保守を意味する方位です。お金でいえば、資産を内へ貯め込み、将来へ向けて守る作用として現れます。これに対して南西は、暮らしを運営する方位です。日常生活を成り立たせるための支出や、生活基盤を整えるためのお金として作用します。
「南西は主婦の方位」といいますが、家相では南西に対応するのは、「家庭の生活を回す存在」であり母親です。毎日の食事や買い物、家事や住環境の維持など、暮らしを支えるための活動は南西の象意です。
こうした意味から、南西方位は出費傾向を考える上でも重要な方位となります。
南西方位の支出の傾向

南西の作用が強い場合、将来へ向けた蓄積の意識がなくなるわけではありません。むしろ生活を安定させるために貯蓄を行いますが、暮らしの充実や家族のために必要だと判断した場合には、その蓄積を取り崩して使う方向へ働きやすくなります。
貯めているつもりでも思うように資産が増えない、あるいは気づけば生活のために多くの貯蓄を使っていたという形で作用が現れることがあります。
南西が弱いと暮らしへの投資が後回しになる

南西が(欠けなど)弱い場合、暮らしを整えるための支出が後回しになりやすくなります。
貯蓄や”家族全体のための用途”が優先されるため、家庭へ十分なお金が回らない場合があります。そのため必要な物があっても既存の物で我慢したり、生活の不便といった形で現れることがあります。
また南西は、生活習慣とも関わる方位です。この方位が弱い場合、毎日の決まり事が定着しにくくなります。結果として、家庭内のル-ティンや役割分担が安定しにくい影響があります。
南西・北東両方が張る家相

北東と南西がともに強い場合、蓄積と支出は共に作用してきます。
例えば家族行事や住宅購入など、暮らしを充実させる目的のために貯蓄・出費を行うことがあります。南西の張りが目標を示し向かい、北東がそれを実現するための一家の纏まり・蓄積を担うイメージです。
このように、方位同士の作用は単純に打ち消し合うのではなく、目的と手段の関係として現れる場合があります。
北東と南西は対立ではなく役割分担

北東と南西は、しばしば貯蓄と支出という対立した意味で語られます。しかし実際には、北東は将来へと積み上げる方位であり、南西は現在の暮らしを支える方位です。どちらか一方だけでは生活は成り立ちません。
例えば家族旅行のために積立を行う場合、旅行へ「行こうと行動する(計画を暮らしの一部にする)」のは南西ですが、その資金を少しずつ蓄える働きは北東の象意です。
北東と南西は互いに競合するのではなく、目的と手段のような関係性でもあります。家相を見る際も、どちらが良い悪い・吉凶ではなく、そのバランスを考えることも大切です。
北東張り・南西欠けを改善する方法

北東張り・南西欠けの家相では、生活の充足感を得るための支出と、資産を維持しようとする作用のバランスが崩れやすくなります。このような場合は、欠けている南西方位を補うことを優先します。
改善方法の一例として、欠けている南西部分へ物置や収納庫などを設置し、空間的な不足を補う方法があります。
物置であれば何でも良いというわけではなく、建物としての条件を満たしているかどうかによって効果が異なります。また敷地条件によっては別の改善方法を検討した方が良い場合もあります。
北東張り・南西欠けの問題は「貯蓄を優先する力」と「暮らしを充実させる力」の不均衡にあります。そのため単純に欠けを埋めるだけでなく、北東と南西のバランスを整える視点が重要になります。



