家相には、家の方位ごとに様々な意味がありますよね。家相の8方位にはそれぞれの働きがあって、象意が影響し合う事でひとつの家の状況が形になります。
この記事では、古典家相の象意をもとに、中心を除いた8方位が持つそれぞれの働きを紹介します。
方位はそれぞれ違う働きを持っている

例えば同じ「吉」と言われる場所でも、持っている働きは各方位でそれぞれ異なります。
家を見る時はどの方位が良いか悪いかだけではなく、その方位の性質がどのように表れているのかを見ていくことが重要です。
北|内側へ向かい、認める働き

北は、「隠れた部分や内側」に関する性質を持つ方位です。
北方位は、表立っては見えない部分を理解することとも関わります。北の働きは分かりやすい判断ではなく、心の中や目には見えない部分に深く関わっていく作用として表れます。
南で天秤にかけられる内容でも、うやむやに混ぜて悩む働きをするのが北です。
北東|次へつなぐ変化の働き

北東は、家相では鬼門として知られる方位ですが、新しい方向へ移っていく境目のような性質を持ちます。
北東の働きは、今あるものをそのまま守るだけではなく、必要な変化を受け入れ、次へつないでいく作用として表れます。
「師匠が弟子に技を”口伝”し、改良を重ねて継承する」ような性質は北東といえます。↑上の石の画像のような一つ一つの積み重ねや、積みあがったものに手を加えてそのまま使っていくような事も北東なんですよ。
東|始まりと、発する働き

東は、朝日が昇る方位として、始まりや成長の象意を持つ方位です。
北東が「変化の場所」だとすると、東は勢いに乗って外部へ発していく性質として表れます。
未来へ向かって新しいことを始める力であり、東の発するものはその場の空気を変え、勢いよく場を動かしていく影響になります。まずはやってみよう!やりながら覚えよう、という影響ともいえますね。
東南|広がりや、縁を結ぶ働き

東南は、始まった後に広がっていく方位です。
東が「自発心」だとすると、東南はそこから人や情報、良い流れを取り入れ、広げていく働きがあります。
東南の働きは、外側にあるものとつながりながら、物事を育てていく性質として表れます。
南|照らし、表に出す働き

南は、光や火の性質を強く持つ方位です。南はそのものの姿を明らかにし、見える状態にして統治していく作用です。
物事の価値を見分け認識するなど、南の働きは隠れていたものを炙り出し、形にする作用として表れます。
南西|受け入れ、育てる働き

南西は、暮らしに関わる方位です。必要なものを仕分けたり、日常を整える方位でもあります。
南西の働きは、地に足をつけ日常的に循環させていく作用です。継承ではなく自分のやり方を作っていくのが南西です。
西|価値を受け取る働き

西は、金運の方位として知られることが多く、実際そういった影響もあるのですが、その意は金銭だけではありません。
西は価値を見出すといった働きを持っています。好きな物や喜びを、豊かさへ変えていく作用として表れます。古典象意には楽人・師匠・芸能・ひそかに盗む、といった「楽しむ為の価値を磨く」意味として西の現象が表されます。
北西|価値を守る働き

北西象意は、主人・神明・天など「高い位置にある価値あるもの」が多く見られます。
西が楽しみや満足へ変えていく働きだとすると、北西は管理する働きがあります。
責任を持つこと、役割を保持することなど、北西の働きは完成されたものを長く守っていく意味として表れます。
まとめ|方位はそれぞれ違った性質をもつ
家相の8方位はそれぞれ異なる働きとして見ることができます。
内側、変化、始まり、広がり、照らし、育て、巡り、守る。
方位は家相のバランスとして家の中に存在しています。方位が持つ性質がどのように表れているのかが、家相を知る時に大切な要素になるのではないでしょうか。

