家相でいう「吉相」は、一つの形ですべての凶作用をまかなえる万能なものかというと、実はそうではないんです。
家相には、方位それぞれに吉凶の形がありますよね。良い運気が干渉し合うと、張りの方位に対応する物事が良い方向へ向かうと考えられてきました。
吉相の作用は効果的だが限定的

「吉相」の形は様々ありますが、どんな張りの形でも吉というわけでは、実はそうではありません。昔から、方位それぞれに吉とされる条件が考察されており、とくに条件に合う場合は”方位に対応する物事”が自然と好ましい状態に変化するといった吉作用が起こってきます。
この吉作用は、全方位に吉を与えるようなものではなく、暮らしの中の側面的な意味で、それぞれの作用があるのです。
つまり、どの方位に張りがあるかによって、吉相の向かっていく方向が異なります。
北東の吉相

例えば寅張りは、北東にとっては吉相です。
北東は物事を継続することに影響する方位のため、欠ける事はもちろん継続難といった凶作用で影響しますが、少々張り出すと、困難があったとしても気持ちを切り替えて続けていく事ができる吉作用がある張りといえます。状況を味方に付けて、上手に乗り越えて行ける張りでもありますね。
ただし、寅張りであっても北東張りは、家庭状況を複雑で困難なものに変えてしまう側面もあるため、作用の中で吉だけが目立つわけではありません。
北西の吉相

北西張りは、仕事や家族に対して責務を引き受け、完成するまでじっと待つことができる張りです。
北西は、宝くじに当たるというような突発的なラッキーを扱う方位ではないです。どちらかというと、最初に忍耐を試される方位であり、要不要に意識が向かいやすくなる作用でもあります。
吉作用の意味
家相で吉を得る意味は、暮らしをチートのように変化させるものではなくて、家族達の意識が方位へ向かうことで、日常で積み重ねる行動が変わり、最終的に得る結果が大きく変わるものになります。
吉作用の多くは、意図した事へと変化しやすくなる補助であり、吉相になったから降ってわいて願いが叶うのではなくて、自分で願いを叶えていけるようになるポジティブな作用なんです。
家相で完璧は難しい

このように、一つの方位による吉作用は方向性が決まっています。わたしたちに当てはめても同じですよね。
人にも、それぞれ得意なこともあれば苦手なこともあります。足りない部分を工夫で補ったり、誰かに支えてもらったりしながら、それぞれの暮らしを築いています。
完璧な人を見つけることが難しいように、家相もまた「すべてにおいて夢のよう」な形を見つけることは簡単ではないことがほとんどです。
まとめ
家には一軒一軒に生活の形があり、人によって「大切にしたい暮らし」も様々にあると思います。
家族との時間を大切にしたい人や、仕事に打ち込みたい人もいます。安定した暮らしを望む人や、新しいことへ挑戦したい人もいるでしょう。
だからこそ、すべての人に当てはまる「完璧な吉相」を考えることは、とても難しいのではないでしょうか。
家相にも、それぞれ得意な働きがあります。だから大切なのは、「吉相かどうか」ではなく、「自分はどのような暮らしを大切にしたいのか」を考えることなのかもしれません。
家相は結局のところは、人を縛るためのものではないんです。
※吉を追加するよりも、まず現状の苦しみを取り除く事が家相改善の優先事項ですよ(*^_^*)/
