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方位と吉相

④ 対策・改善・暮らし
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家相でいう「吉相」は、一つの張りですべての凶作用をまかなえる万能なものかというと、実はそうではありません。

家相には方位それぞれに張り欠けの作用があり、張りであってもその方位が持つ働きの範囲を超えて、ほかの凶作用まで補えるわけではありません。

※古典家相では、吉凶が互いに干渉することで運気が複雑になり、かえって凶作用が強まるといった見解もあります。

家相における吉相の意味と効果

家相における吉相とは、張りなどの形や方位との関係によって、特定の物事に好ましい作用が現れると考えられる相のことです。

「吉相」の形にはさまざまな条件がありますが、古くから方位それぞれに吉とされる要素が考察されてきました。条件に合う場合には、その方位に対応する物事が自然と好ましい状態へ変化するといった吉作用が現れると考えられます。

吉相の作用は方位によって異なる

吉相の形にはさまざまな条件があり、一致する場合には「方位に対応する」物事が自然と好ましく変化(作用)するといった効果が現れると考えることができます。

しかしこの吉作用は、全方位の凶を吉に変えるものではありません。方位のとある側面にのみ働きかけるものであり、どの方位に張りがあるかによって吉作用の方向性も異なります。

北東吉相の一例

寅張りは、北東にとっては吉相です。

北東は「物事の全体に影響する方位」のため、欠ける事はもちろん完成できないといった難で影響しますが、例えば寅がほんの一畳張り出すと、難題があったとしてもたくましくクリアしていく事ができるといった側面に吉作用があります。困難に直面しながらも、それを乗り越えていこうとする作用のある張りです。

とはいえ北東方位の張りは、コミュニティや立場をややこしくしてしまい、作用の中で吉凶混合だと感じる状況も少なからず生むため、張り欠けの無い形が無難とはなります。

北西吉相の一例

北西張りは、仕事や家族に対して責務を引き受け、完成するまでじっと待つことができる張りです。

北西は、宝くじに当たるというような突発的なものを扱う方位ではなくどちらかというと、最初に忍耐を試される方位であり、耐えた末に得るものがあるといった吉相の作用です。また要不要に意識が向かいやすくなる方位でもあります。

吉作用の意味

家相で吉を得る意味は暮らしをポンと変化させるものではなく、徐々に意識が方位の吉凶へ向かうことで、日常で積み重ねる判断が無理なく変わり、最終的に得る結果が大きく変わっていきます。

吉作用の多くは意図した事へと変化しやすくなる補助的なものです。だから少しばかりの凶相では恐れなくても大丈夫です。

家相で完璧は難しい

このように一つの方位による吉作用は方向性が決まっています。

わたしたち人間に当てはめても同じですよね。人にはそれぞれ得意なこともあれば苦手なこともあります。足りない部分を工夫で補ったり、誰かに支えてもらったりしながら、それぞれの暮らしを築いています。

性質の完璧な人間を見つけることが難しいように、家相もまた「すべてにおいて夢のよう」な形を見つけることは簡単ではないことがほとんどです。

家相も単一方位のみで成り立つわけでなく、一つの張りだけですべての問題を解決できるものではありません。反対に一つ小さな欠けがあったとしても、ほかの方位との関係によって成り立つ場合もあります。

まとめ

家は一軒一軒、それぞれの暮らしの形があります。家族との時間を大切にしたい人もいれば、仕事に打ち込みたい人もいます。安定した暮らしを望む人がいる反面、未知の挑戦をしたい人もいるでしょう。

「大切にしたいもの」がすべての人に当てはまる「完璧な吉相」に適っているわけではありません。

家相は人を縛るためのものではありません。吉を増やすことだけに目を向けるのではなく、まずは今ある困りごとを見つめ、そこから暮らしを整えていく。そんな向き合い方もあると思います。

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