家相でかまどの作用は、古くは「五味を調和し命を養ふ根源」ともありますが、いずれも家の吉凶を左右する重要な設備と考えられてきました。それはかまどが「火を使う場所=火の意味する場所」というだけではなく、食材が変化する工程とも取れる作用を起こす場所、つまり人が生きるための営みを火によって〈変化・整える〉作用のある場所だったということです。
位置(方位)によって変わるキッチンの作用

家相では、古くから台所は場所(方位)との関係による吉凶を重視してきました。
かまどの火は”燃える”ことで凶的作用となりますが、象意的に見た火の根本は燃える意味ではなく、「隠れたものを暴く為に照らす性質」を持ちます。
それぞれの方位でキッチンは作用が変わります。例えば、南は物事を「手に取れるまで削る」方位です。南にキッチンがあれば、吉に転じた場合、望みを成就するためのサポートが得られます。
その他の方位の簡単な作用は↓を参考にしてみて下さい。※赤色のものは特に凶作用が強くなります。
- 北西キッチン…思い込んだら頑なになる、預金を使い込む
- 北東キッチン…夫が身内に対して「もっとこうしたほうがいい」と変化を求めるため、争いがおきてしまう
- 西キッチン…つい手取りを使いすぎてしまう
- 東キッチン…家族への細かいニーズに応えられる
- 東南キッチン…好きな物を取り入れやすくなる
- 南西キッチン…家族へ尽くし過ぎるあまり、体調を崩す手前まで体の異変に気づけなくなる
- 中心キッチン…頭や胸の病など困難なものが多々あり大凶相
北キッチンは心の中にある不平不満を浮き彫りにする

北方位は水であり、心にしまった悩みにまつわる方位として見ることができます。水はあふれ出す前、一定まで”溜める”働きを持っています。一方で火は点火すれば燃え上がり、辺りを照らして一つも悩みを残さず消し去ります。
北キッチンは夫婦関係や家庭内の悩みが強まる相でもあります。それは、火のあぶり出す作用が加わることで、家の中が(知らなくて良いものまで)何でも可視化されやすくなるからです。
北キッチンは普段なら内側にしまって流しておける感情や問題が、言葉や行動として表面化されやすくなります。ただし争いを生むというより家の問題点を少しでも明らかにしようとする作用として読むと誤りが少ないです。
改善策

キッチンが家のどの場所にあっても、キッチンの持つ火の作用に関連して吉凶が起こります。先ほどの例をあげて、南にキッチンがあるとどうすれば物事を達成できるのかという思考に関しては他方位よりも抜きん出て見ることが出来るようになるなどです。
キッチンは方位との相性もあるため、必ずしも吉としての側面が現れるわけではありません。南は物事を見通す意味のある方位でもあり、そこに火を持ってくると、一見して度を越えた判断になってしまいかねません。
南が張りの形状をしている場合、南にキッチンがあると目や判断に関する過剰とも取れる作用が起こります。全ての方位に言える事ですが、自宅の張りの場所にキッチンが重なっている場合はキッチンのみ他方位にずらす事で対策を取ります。
まとめ
家相としてキッチンを見たときに、火を扱うために方位との相性を重視します。凶作用を感じる場合は、キッチンの位置を確認することが家相を見直す第一歩です。




