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東南の家相|張り欠け吉凶作用

東南の家相
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家相で東南は自由に考えを変える柔軟性を表します。距離や軽さを表しコミュニケーションなどの”自由にやりとりし行き交う距離”も扱います。

東で始まった物事は、東南を通して人との繋がりの中へ入り込みます。会話などを通じて広がる現象は東南の象意として考えることができます。

東南張りの形状

東南張りの図説

家の東南60度の範囲の中で、およそ3分の1よりも小さな張り出しがあれば、その部分は「東南張り」の可能性があります。

東南張りの吉作用分析

東南張りは一度に多くの情報や人間関係を扱い、それぞれを程よくまとめることを得意とします。また状況に応じて自分の見せ方や伝え方を自然に調整し、相手に求められる形で物事を伝える傾向が現れます。よって周囲との調和が取りやすくなり、結果として信用も整っていきます。

東南は「軽さ」も扱います。張りであれば心に余裕が生まれやすく、周囲の反応や評価を見ながらもそれに振り回され過ぎず、その場に合った形で自己表現できるのが特徴です。

東南張りは様々な情報や価値観が入り混じる中でも、それらを無理に一つへ統一しようとはしません。それぞれの違いを残したまま「丁度よく」まとめていくのが特徴です。多様性が重視される現代では、こうした東南の柔軟性が活きる場面も多いと思います。

(東南張りは、髪型や服装、SNSの発信、スピーチなどを必要以上に意識せずとも程よく整えやすい印象があります。「これで変ではないだろうか」と考え過ぎず、自然体で表現しやすくなるのも東南らしい作用かもしれません。)

東南張りは女性があまり制約が無く過ごせる家相の形の一つです。東南のみの張りの場合は女性が自由に意見し、男性は女性の意見を採用するといった形になりやすいです。

東南張り、北西欠けの注意点

東南張りは気持ちを軽くし、人との関わりを円滑にします。しかし同時に北西が欠けている場合、その軽さを支える軸まで失われてしまうことがあります。柔軟性が増す一方で自分の考えや価値観を維持しにくくなり、その場の状況に流されやすくなる場合もあるため注意が必要です。

東南大張り

大張りは張りの作用が過剰となり、かえってバランスを崩して凶へ傾く状態です。

東南方位が大張りになると、本来の長所である柔軟性や適応力が行き過ぎてしまう場合があります。周囲に合わせ過ぎるため、自分の考えや立場が曖昧になり、八方美人や軽薄な印象として現れることもあります。その結果、人間関係や信用面でのトラブルへ発展する場合があるため注意が必要です。

東南大張りでは、常に新しい情報や人との繋がりが集まりやすくなります。そのため周囲の意見や流行を参考にする機会も増えますが、一方で身近な人との深い対話よりも、その場の話題や表面的なやり取りへ意識が向きやすくなることがあります。

(東南大張りは情報を扱うことを得意としますが、本音や情念のような「軽く運べないもの」は苦手になりやすい印象があります。)

また東南大張りは、人間関係の流れや周囲の状況を把握することには長けています。しかし関係を維持するための一貫した姿勢よりも、その場の空気や状況への適応が優先されやすくなります。そのため負の感情や対立が表面化すると、それを受け止めて整理するよりも、話題を変えたり曖昧にしたりして距離を取る傾向が現れることがあります。

 東南大張りの表立った凶作用としては、信用関係を利用したトラブルが挙げられます。人との距離が近くなり過ぎることで、詐欺や口約束による問題、人間関係のもつれなどへ発展する場合があります。家相では東南大張りの凶作用として、古くから色難やロマンス詐欺のような事例も知られています。

東南欠けの形状

東南欠けの図説

家の東南60度の範囲の中で、一辺に対し3分の2よりも狭い範囲で欠け込みがある場合、その部分は「東南欠け」の可能性があります。

反対に3分の2よりも広い欠け込みがある場合は、隣方位の張りの可能性があります。

少々ややこしいですが、注意深く確認すると良いかと思います。

東南欠けの凶作用分析

東南欠けは、交流や情報のやり取りに関する作用が弱まる家相です。そのため初対面の人との雑談や、その場の空気に合わせた会話を苦手とする作用が現れます。

家の外では一般常識や無難な話題で会話をまとめることが多くなり、自分の考えや本音を自然に表現しにくくなります。その結果、意見そのものが無いのではなく、周囲からどう見られるかを意識し過ぎることで、発言を控えたり保守的な意見へ寄ったりする作用があります。

また東南の「軽さ」が弱まるため、人との距離を縮めるまでに時間がかかります。信頼した相手には本音を見せますが、それ以外の人には表面的な付き合いに留まりやすく、人間関係も限定的になりやすい意味があります。

一方で東南欠けには「従う」といった意味もあり、古くから吉の範囲といった見解があります。東南の自己表現や交流の作用が弱まることで、自ら前へ出るよりも周囲へ合わせる傾向が強くなり、それが北西の目上や組織との関係においては「でしゃばらない」「従順である」と評価される意味となる事からです。

また東南欠けは、”発信”することに対して慎重になりやすい傾向があります。近年でいえば、SNSで発信したり、”その場に合わせて”発言することへ苦手意識として現れる場合もあります。

(東南欠けは、人へ伝わりやすいよう整えられた情報よりも、その人自身の本音や実感のこもった言葉を重視する傾向があるように思います。流行や話題性よりも、自分が納得できるかどうかを優先するため、流行のファッションなどにもあまり左右されないかもしれません。)

東南大欠け

大欠けは欠けの作用が強く現れ、生活上の困難として表面化しやすい家相です。

東南大欠けでは、人との交流や情報のやり取りに関する東南の作用が大きく弱まります。そのため世間的な会話や雑談に強い苦手意識を持ちやすく、人前では過度に緊張してしまう場合があります。会話の過程を省略し、自分の中の結論だけを伝えてしまうなど、相手とのやり取りが不足しやすくなります。

東南の「軽さ」が失われることで、人間関係にも余裕を持ちにくくなります。その結果、自分で判断するよりも信頼できる人物の意見を優先する意味が強まり、親や上司など目上の人物へ依存的になりやすい場合があります。

(東南大欠けは人とのやり取りを通して「考えを更新する」機会が少なくなりやすいため、自分自身の判断基準を育てにくい場合があります。その結果、親や身近な人物の価値観をそのまま受け継ぎ、自分の目で判断することへ不安を感じることがあります。)

古い家相書では、東南大欠けに対して「公難」や「訴訟」などの強い凶作用を挙げるものもあります。現代的に解釈するなら、東南が扱う人との交流や社会との接点が極端に弱まることで、対人関係や社会生活において大きな摩擦が生じる状態を指しているのかもしれません。

ただし大欠けの場合は、他方位との兼ね合いによって作用が大きく変わるため、実際には図面全体を確認した上で判断する必要があります。

東南張りに向く仕事

他方位の形状も考慮する必要がありますが、東南のみの張りであれば、コミュニケーションを必要とする仕事や、多様な人や情報をまとめる仕事に適性が現れる場合があります。

また、営業・広報・接客・仲介業・SNS運用・広告・ライター業など、人と情報を繋ぐ仕事とも相性が良いと考えられます。

まとめ

東南方位は、人との交流や情報の流通を扱う方位です。大張りや大欠けでなければ、他方位と比べて極端な凶作用は少なく、多少の欠けについても吉とする見解が古くからあります。そのため家運全体を大きく左右するというよりも、人との関わり方や社会との接点に影響が現れやすい方位と考えられます。

また東南方位を張りとする場合は、北西方位も併せて強めることが古くから吉相とされています。東南が「人を集める作用」であれば、北西は「その関係を維持する作用」です。自宅の家相を確認する際は両方位のバランスにも注目してみると良いと思います。

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