「家相」は日本の民間に広く(?)知られるようになった江戸時代から現在に至るまでの間に、時代と共に様々な解釈や見解があったようです。家相を信じるか迷信とするかはさておき、避けられる凶なら避けて不安要素を一つでも多く潰したいものです。切実に…!!
ここではフリー素材の図面イラストを基に、仮想の図面鑑定をしていきたいと思います。あまり細かいお話ではなく要点を絞ったざっくりした事をお伝えできたらと思います(とっても長くなるため)。
へぇ~。こんな間取りのお家に住めばこんな作用があるかも知れないな~。くらいのぬるい気持ちで気軽に見て頂けたらうれしいです。(´-ω-`)

フリー図面鑑定シリーズです!
※ちなみにこのエア鑑定では「建物の中心」を中心部としてみています(流派いろいろです)。また特定のどこの誰の家というものではありません。
※すべての家に当てはまるものではありませんのでご了承ください。
家相の図面鑑定に使う間取り

今回の図面鑑定で使う間取りはこれです。方位線が少しフリーハンドなのですがご容赦ください。図の赤線が鬼門線ライン、オレンジの線が正中線ラインです。
それでは見ていきましょう。(´・ω・)
特徴1 四角い形の家

まず第一の特徴として、この家は張りも欠けもない四角形をしています。ベランダ等は家相では外壁に含まれないため真四角に近い間取りといえます。
こういう張り欠けのない「真四角」の家は完璧とされ「陽が極まった状態」で(良い状態がピークを迎えているため)これから衰退していくしかなく、あまりよくない相といわれます。

…ただこの家は外壁は陽極まってる形なんですが中身は結構気が偏っており必ずしも配置まで完璧に陽極まっているわけではなさそうです。なので住んでいてすぐ陰に転じるほどではないかなといった感想を持ちました。運気の急落とかはなさそうです。
特徴2 北東に水回り

先程気が偏っていると書きましたがそこがまさに北東の水回りです。北東の鬼門線ラインをぎりぎり避けていますがシャワーのような設備がありますよね。鬼門線に水回りが乗るとジメジメした空気や湿度が家全体に回りやすくなるため家相では凶相です。
さらに北東の丑の方位にトイレと洗面台があります。丑のトイレというのは家相上では大凶相で恐らくこの家最大のネックです。ちなみに私の家も丑トイレです。
また北東の水回りは蓄財が水に流れてしまいお金が貯まりにくいとされます。そして八白土星の凶作用によりこの家に住むと安定が崩れ、何かと変化の激しい暮らしになるでしょう。
逆に言えば「安定が嫌で、変化に富んだ暮らしのほうが良い!」というならうってつけの間取りではあります。

あまり良い変化でない事がほとんどだと思います。
特徴3 北西玄関

続いての特徴は玄関が北西にある事です。北西玄関は欠けていなければ、家相では吉または無難とされることが多いです。清潔にしていれば更に運気アップすることでしょう。
ちなみに北西玄関が経営者の金運に良いとされるのは六白金星に玄関を設けることで金の気を玄関から呼び込むことのほかに、六白金星と四隅線で対局にある四緑木星の交渉力の運気を強めて仕事で成功させるのですね。
家相の気は隣り合う方位と対局の方位に影響を与え合います。女性の方位の対局は男性の方位、社会の方位の対局は家庭の方位、などどちらかが優位なエネルギーであればどちらかがその影響をうけて成り立っています。張り、欠けは隣り合う方位も少なからず影響し合います。
特徴4 北の正中線上にコンロ

北は家庭を司る方位で、そこに火を持ってくると家庭が燃える(家族に不満がある、揉め事がある)となります。IHならそこまで心配しなくても良いとおもいますが、ガスコンロだったらなるべくキッチンのテーマカラーをピンクやオレンジ、黄色など優しく明るい色合いにすると緩和されます。
あと、この間取りは正中線上にコンロがありますよね。直接火を使う設備だと火事に注意、また電化製品だと家電の寿命が短くなるといいます。できることなら使用時間を短めにして対応できたら良いですね。
特徴5 中心に何もない

家の中心に部屋も物もなく、さっぱりとしているのは吉相です。家の中心は自分の中心を表します。正中線と鬼門線を含む四隅線が全て交差する中心は、全ての気の交差点のため家電を置くと壊れやすくなります。
中心近くに観葉植物を置くと良い気が乗ります。ただ枯れてしまったら早めにどかすようにしてくださいね。
この間取りは誰が住むのに適しているか
上記のことから、この間取りの家に住むのに適している人物のイメージは下記のとおりです。(´・ω・)
働く個人事業主。仲間とコミュニケーションを大切にしたい人。家庭はやや顧みなくても社会的に地位をアップしたい派の人。変化変動に耐えられる人。
- 本命性が三碧木星、四緑木星、五黄土星、九紫火星、二黒土星、七赤金星の人
- 干支が卯年、辰年、巳年、午年、未年、申年、酉年、戌年の人
このいずれかに当てはまる人だったらそんなに気にしないで住むことができるんじゃないかなと思います。
まとめ
今回の図面鑑定は、四角い形の間取りでした。そこまでザ・凶相という間取りではなく、どちらかといえば住む人を選ぶといった感じでした。
家相は知るととっても奥深いんです。この解釈だけにあまりとらわれず、ぜひご自身のお家の家相では作用がどう出ているのか実感してみてくださいね。良い気を実感すれば気持ちが上向きますし、逆に良くない作用も実感としてあれば、対策に工夫がうまれると思います。
上手に付き合って暮らしていけたら良いですよね。
(実際の住宅鑑定は未熟者ですのでやっていないです。ご了承ください。)