家相改善の故知｜夫婦関係に関わる作用

家相で夫婦関係に影響のある方位について解説します。

引っ越しなどの参考にもして頂けたらと思います。

家相で夫婦に関する方角

家相で夫婦に関する方位は〈北〉が主になります。

北は〈愛情・色情・秘密・悩む〉といった意に、南の反対における”家”の意味を合わせ、家族関係の特に「夫婦の役割」と解釈することが一般的です。

その他の方位は夫・妻に関する作用が各人単独します。それらを組み合わせて考慮することも可能ですが、ここでは北を主に考察します。

北方位が適度に張り出していると、夫婦関係に対して柔軟に対応するようになります。よって夫婦間のプライバシーも肯定的に捉えることができるようになります。

例えば、性癖など世間一般には知られたくないような〈秘密・悩み事〉を夫婦間では気にせず肯定することができる、本当の姿〈隠れた部分〉を重要視する、といった作用の予測になります。

北方位が張りすぎている場合は、一般的な善悪の状態が曖昧になってしまい、それにより本人の精神的負担が大きくなってしまいます。

例えば、流されて不倫する、闇の取引をする、というような作用の予測になります。感情を尊重しすぎるあまり公私混同となり、社会的にも血縁的にも孤立してしまう可能性があります。

北方位に欠けがあると、家庭を社会の一部として考えるようになります。夫婦のプライベートな失敗も社会常識で判断するようになります。なお北欠けは吉相とする考えもあります。

例えば、一般常識程度の節度ある夫婦関係を保ったり、少々愛情には乏しいあっさりとした色情関係、プライベートな部分が少なく社会と家庭で裏表があまりない、といった作用の予測になります。

北方位が欠けすぎている場合は、プライベートが一切なく、勧善懲悪・評価型・出世願望の強めの夫が出来やすく、また、妻も血液関係の体調不良になりやすいです。家庭での夫婦関係が非常に単調になります。北欠けの作用によって離婚をしやすい家相でもあります。

北大欠けは、ワンオペ育児で身内の助けを得る、夫が支配する家庭環境、となりやすいため家相的に改善が必要です。

家相において夫婦関係が無難になる、おすすめの北方位の形は、北張りか北欠けまたは平坦な形となります。張りすぎ、欠けすぎはいずれも凶作用の一面があります。

家相で夫婦関係を維持するのには、理想とする夫婦の状態を選択し、それに近づけるよう家相を作る必要があります。

北欠けの場合で夫婦関係を改善したいような場合、北方位に物置を置くか、リフォームをすることで改善に向かいます。

リフォームの場合、北方位が母屋の一部となるように、空間を空けずに外壁を繋ぎます。デッキでは、完全な対策にはなりません。外部と遮断された内部に”気”の流れる空間を作ることが家相では必要です。リフォームで北を部屋にする場合は、室内を繋ぐ扉が必要です。