家相では、西に「欠け」のある家はあまり良くないといわれています。
家相をよく知っていてこれから家づくりをするという場合、西に欠けをつくることはまずしないと思われます。(;´・ω・)
何故かというと西の欠けは金運に関わる方位で、西に欠けをつくるということは率直にお金に関する凶作用があるとされているからです。お金は大事なので出来れば西に欠けのない家に住みたいですよね。
けどもう西に欠けのある家に住んでるよ…!という人もいると思います。安心してください(笑)。何を隠そう、私も子どもの頃西欠けの家に住んでいたのです。しかも西がえぐれる程に大きく欠けた家だったので、欠けというより「大欠け」です。
実際に住んでみて、どういった西の凶作用が起きていたのかも後で紹介します。

実際に西欠けの家に住んでいる人だったら意外と「あるある」かも。
西の欠けはどんな形?
家相では家の形をみたときに、家の外壁が東西南北それぞれの面で3分の2以内に凹んでいる部分を「欠け」といいます。家の中心から西に30度の範囲で外壁が凹んでいる部分がある場合、該当する建物は「西欠け」という事になります。
西の欠けの家相はどんな凶作用が起きやすい?
西欠けの家では、金運が低下しがちだとされています。金運とはいっても北西の貯蓄とは違って喜びごとのお金=現金運などです。毎月の給料や買い物の出費なども西の金運にあたります。西欠けだと喜びの方位が欠けているのでお金のトラブルがあったりで苦労します。特に西に水回りがある場合は出費がかさむ傾向にあります。また七赤金星の象意による凶作用により、口や肺にトラブルを持つ家族(特に0歳~13歳くらいまでの少女に影響が出やすいとされる)が出現しやすいとされます。ほかにも口論がよく起きたり(皆で集まって歓談するような)喜びの場から遠ざかりがちな場合も七赤金星(西)の凶作用といえます。
※一概に全ての家に当てはまるものではありません。
特に自分の九星や干支が受け持つ方位の影響を受けやすいとされています。
設備ごとの西の凶作用
- 西キッチン…西の金運をかまどの火(現代だとキッチンのコンロ)が燃やすとされる。火のエネルギーが西方位を強めるが、金が燃えてしまう火剋金(かこくきん)となりお金が入っても出ていく家相。西側にキッチンがあってもコンロが西でなければ凶作用は少ない。またIHだと火には順当しないともされる。ただし西キッチンは西日により食べ物が通常より腐りやすい。
- 西流し…西に水まわりがあると西の金運が流れてしまうとされ金運が弱いとされる。何かと浪費する傾向にある。
- 西トイレ…西の水回りに順当。
- 西風呂…西の水回りに順当。お湯を貯めたままだとより凶相。
- 西玄関…西欠けほどではないが金運が低下するといわれる。
西の欠けに住んでいた頃の家相的な凶作用(体験談)
私が子どもの頃住んでいた家が西方位が大きく欠落した家でした。個人的には不自由なく育ったのですが家相的には問題の多い家だったので凶作用を体感するにはうってつけの環境でした。(;^ω^) そこで大人になるまで暮らしましたが、思い返せば様々な西の象意による凶作用がありました。ほんの一部だけ紹介しますね。
七赤金星には「口」「何か一つ足りない」という凶作用がありますが、幼児の頃乳歯から永久歯に生え変わるさい歯が1本生えてこない事がありました。(口内で歯が一つ足りないという作用で現れた)
七赤金星に「肺」の凶作用があり、15歳になるまでに肺炎、気管支炎を3回も患いました。もともと体は丈夫だったのですが肺関係だけは何故か病気になりがちでした。
性格も大勢でワイワイすることが苦手な一面がありました。特に女の子同士の縁は薄くなる傾向にあります。

西が欠けてると楽しくなさそうですが、家相は他方角が全体で影響するので西欠けでも毎日楽しかったですよ!
個人的な見解
余談ですが西欠けの家に住むと、おそらく西の運気が弱くなる代わりに西と隣り合う南西と北西の運気が目立ってくるように思います(若干南西と北西が張るような雰囲気)。西欠けに住むと欠けの程度によって金運などが低下しがちですが、北西の運気で「目上の人」「老人」「後援者」などがあるのですがそっちが影響してきて例えば妻の実家が経済的援助をしてくれたりだとか何かと大事にしてくれる場面があったりします。(あくまで家レベルのふんわりとした運気です。北西張りとは全然違います)
ほかにも南西でいえば「妻」の方角なので妻が働きものであったり家計のやりくりを頑張っていたり。または西欠けに幼い娘のいる家族が住んでいた場合両親が面倒見がよかったり(色々言ってきたり)。
おそらく西欠けが吉相とする場合もあるのは、北西と南西などの気がかかわってくるためそういうのを見越して吉にするのかとも想像します。
象意を読み解いたり、土地の形や家の周辺環境でも変わってくるのが家相の奥深さでもあります。
あくまで一軒一軒違って一概には言えないんですが全ての西欠けがヤバイ!のでなく何かしらの形でちゃんとバランスをとって成り立っている家も結構あるんだと思います。

ちなみに私の住んでいた西欠けの家は上記とはまた違ったパターンでした。
西の欠けの家でもすぐできる家相対策
どこの方角にも当てはまる事なんですが、掃除を徹底する事が家相対策の第一歩です。
実際に西欠けの家に住んでいたら、西方位を徹底的に清潔にするのがいいと思います。西にキッチンがあればキッチンを掃除することや、西にトイレがあればトイレ掃除を徹底すると凶作用が幾分ましになります。水分があればふき取ることがポイントです。
不用品があれば処分してすっきりした空間にするのが良いです。さらに西と相性が良い色を取り入れたアイテムを配置するのがおすすめです。西と相性が良い色はオレンジ・ピンクを筆頭にした暖色系です。あとは金銀などの高級感のある色や素材を使うのがおすすめです。注意したいのは赤色は西に配置しないほうが良いです。赤は火を連想させ金を溶かすとされます。反対に青は水を連想させ金運を流してしまうとされます。
西日が差しこまないようカーテンをしておきます。カーテンによって日中でも家が暗くなりすぎてしまう場合は他の凶作用があるため調節します。レースのカーテンなどして直射日光が入らないようにします。
西の欠けた部分に物置を設置する対策も有効です。物置の色は赤青紫などを選ばないようにします。木や置き石で対策する方法もあります。木の場合は赤い実のつく木を避けます。鬼門などに有効な赤南天は西では避けます。
まとめ
家相では、西に欠けのある家に住むと、出費がかさんだり金銭面でのトラブルが起こりやすく「お金」に関する苦労が増えるといわれています。また、西の象意である「口」の凶作用により口論や会話トラブル(口に関する災い)が起きるともいわれています。その他にも西の凶作用は肺に関するものなど注意したい象意があります。
家相的な凶作用をはじめから起こさないよう、できれば西が欠けていない家に住むことが前提です。すでに西欠けの家に住んでいる場合は西と相性の良い色(オレンジ・ピンクなど赤色以外の暖色)を家の西の方角の部屋に取り入れたり、欠けを補うために家全体のバランスをみたうえで西方位に物置きを設置したり、西に水回りがあれば水分を残さないように工夫するなど対策を取って暮らすことが大切になってきます。
(意外と家相対策をしたつもりがかえって物置きとかで家の気のバランスが崩れたりするので、大きさや位置は慎重に決めるのが良いと思います。(;^ω^) 自分でやるなら置きなおせるものがおすすめです。)
どんなに小さな家相対策であれ、するかしないかで少しづつですが家の運気は変化していくものです。それは私も実感済みです!なのでぜひ対策をとることをおすすめします。