南は火の気を持ち、隠されていたものを明らかにするといった象意があります。家相では、家の南方位の張り欠けによってどのような作用が起き得るのでしょう。
家相で南方位の役割

家相で南は公・仕事など社会を表す方位です。九紫火星の火は知性や先見の明、または明るさや華やかさ、才能などを扱います。一方で、別れや悪運を切り捨てるなどの「浄化作用」も併せ持ちます。
南が張り出すと九紫火星の作用も強く出て、反対に南が欠けると九紫火星の作用が弱まります。いずれも張り欠けが強く出過ぎると影響が強くなります。
南の欠けとなる家の形

家の南方位に一辺に対して2/3以内の凹みがあれば「南欠け」です。
方位を確認する方法は以下の記事に書きました。
南欠け家相の程度

南が2/3以内の欠けであれば「南欠け」に相当すると思いますが、それ以上の欠けであれば両隣の張りである可能性があります。しかし一遍に2か所の張りがある場合、張りに挟まれている方位の欠けにも相当します。少々ややこしいですが家全体の張り欠けを参照して運気の確認をする必要があります。
上の図でいえば、実際には南欠けではないのですが、南西と東南が張りのため運気的には南欠けに相当します。
一辺に2か所以上の張りがある家相は五行の運気のバランスが複雑なため詳細に確認する必要があり無難とはいきません。

また上図のように、同じ南面にて南西方位と東南方位の張りが大きく、かつ北方位に張りの「運気」のある形状(北西・北東欠け)の場合、南方位は無難と思いがちですが、ほぼ凶作用の可能性がある家です。
これらは一見して見分けることが困難なため、凶作用が起きて気づく場合がほとんどかと思います。
新たに新築する場合このような吉凶両方の可能性のある形にすることはおすすめしません。
程よい南欠けは吉相とされる?

家相では、南が欠けていると副業などで成功し別荘を持つまでになるといった見方があります。これは南方位が欠けることによって隣り合う方位が張りの運気を持ちます。この見解は東南の巳の方位が張りの運気となるため身分以上に裕福になるとされるのですが、南西の運気にも堅実性や生産性があり地道にコツコツ続けた事が思った以上の成功に繋がるといった事だと思います。
南欠け過ぎは凶相

南欠けが吉相とされる見解もありますが、欠けすぎは凶相を生みます。
南方位が欠け過ぎている家は九紫火星の気が弱すぎる傾向にあるため判断力の低下や仕事上のミスといったことに注意が必要です。判断力の低下から他人に騙されたり詐欺被害にも注意が必要です。
また九紫火星の「悪縁を切る・浄化作用」の気が弱いため、別れたくても別れに至らない・悪縁を引きずるなどといった凶作用も出てきます。

南は「先を見通す」運気があることからも、南欠けに住むと物事の本質を見る力が低下しがちです。頭が働かず情報にとらわれ過ぎて悩む場合も南の凶作用かも知れません。
南欠けの運気をカバーするには?

南欠けの運気を補う方法としては、家相改善で南の欠けている部分を増築する工事をするのが最も有効だと思います。
南方位には九紫火星の「明るみにする」といった気があり、南方位のすぐ目の前に巨木や高い建物があると、「目の前が塞がれる」(つまり、社会に出るさいに難がある)といった状況に陥るとされるためです。
(一方で南方位にゆとりがあって、巨木や建物のある家で、南の気が強まっている場合もあります。敷地ギリギリの場合は凶作用が出ます。)
自宅の南方位にあまり余裕がない場合は、例えば「松の木」などを植えて背丈を低く管理し、欠け運気をカバーするなど暗くなってしまう部分がないようにすると良いです。
まとめ

家相で南は社会などを表す方位です。南の張り欠けのない形が無難ですが、欠けている場合は程度によって家相改善することが必要かと思います。
少々の欠けは吉相とする見解もあるため、欠けが少ない場合はそこまで心配する必要はないかと思います。しかし欠け過ぎの場合は家相改善をして悩みを減らすことがおすすめです。


