北方位にあるキッチン・トイレ・お風呂・玄関・階段・寝室などの設備について、家相の観点から吉凶作用や影響を考察していきます。
あくまで家相として見た場合ですので、全ての家に吉凶作用があるわけではありません。ご了承ください。
家相で方位を求める方法

方位の求め方は下記をご覧ください。
家相で北の張り欠け|吉凶作用

北は一白水星の「悩み」などを扱う方位です。
北方位の家相の張り欠け作用については下記で詳しく解説しています。
北キッチン・台所|吉凶作用

キッチンは細かく見ると「コンロ(火)」と「シンク(水)」に分けられます。
北方位にコンロがある場合、火は九紫火星で「争う・喧嘩する」という意味も持ちます。北は一白水星で「プライベート・悩み・感情」の方位のため、北にコンロがあると家庭がボコボコ沸騰して争い事が起きやすいとみることができます。特に夫婦などに影響を受けます。
争いごとが大きくならないためにも、コンロは火力や使用時間を短めにするよう工夫が必要です。
またIHは電化製品のため「電熱」という意味でも火ほど強く凶作用は出ないと推測されます。
コンロが正中線上にある場合はとりわけ注意が必要です。

北とかの金運のある方位にコンロがあると、家計が火の車に陥ったり。お家のことで、お金を使いすぎてしまったり。
北方位のシンクは、一白水星+シンクとなるため水が強まり、家庭の悩みが深まっていく相となります。そのためシンクの水気をこまめにふき取るなどして悩みを抑える工夫が必要です。
もし北に水やお茶などの水分をたくさん備蓄してある場合、水+水で北の悩みの作用が強まってしまうため、方位を分けて備蓄することがおすすめです。北に浴槽があり溜め湯をしている場合も、北の悩みの作用が強まっている可能性があります。
これらのことを踏まえて、北方位にコンロと流しの両方がかかっていると、家庭で悩みと揉め事を発する凶相となります。
北水回り|吉凶作用

北に洗面台などの水回りがある場合、一白水星の水+水回りとなるため家相では「極陰」となり、家庭の悩みが深まる配置です。
夫婦関係や親子問題、体調面や金銭問題などの悩み事が解消されにくい相で注意が必要です。水回りを使用している限り、使い終わったらこまめに水分をふき取るなどして対策すると良いと思います。
また北方位は寒く湿気が留まりやすいため、冷えなどにも注意が必要です。
北お風呂|吉凶作用

基本的には北の水回りの作用に順当しますが、お風呂の湯舟を日常的に溜めている場合は注意が必要です。北に大きな水槽がある家庭も一白水星の悩みが深まり凶相です。
またお風呂という設備は体に溜まった穢れを落とす場所であるため、仕方のない事ですが一時的に方位を穢してしまいます。
正中線上は気の流れが激しいため、正中線にお風呂がある場合はとくに使い終わったら汚れたお湯を落とし、晴れた日には換気をするなど清潔にするよう心掛けると良いです。
北トイレ|吉凶作用

北トイレは悩み事が堂々巡りしてしまう傾向にあります。
トイレは五行でいうと水+土で、下水・汚れた水となり、五黄土星が北の作用を腐らせてしまいます。
また北は金運の方位のため、悩みが深まりすぎて必要以上にお金を使ってしまうなんてことがあるかも知れませんのでご注意ください。
北トイレの家相対策については記事の後半にまとめています。
北階段|吉凶作用

家相では、階段を配置すると「気の流れに影響して困り事がある」という場所があり、それは「玄関の正面」と「家の中心部分」です。
その他の配置については多少気が不安定で弱いところはありますが、大きな凶作用は起きないとされます。
北階段も、例えば北玄関の正面に階段があるのでなければ無難の範囲です。
北向き玄関|吉凶作用

玄関というもの自体が家と外をつなぐ設備であり若干方位の運気を弱めてしまうため、北欠け+北玄関の場合だと北のエネルギーが更に弱くなるため凶作用が出ます。
北寝室|吉凶作用

寝室は一日の中で多くの時間を過ごし、体に多くの気を取り込む場所です。また家相を見るうえで主人の寝室を家の中心とする見解も江戸以降あったとされます。
北は水の気を持つ方角で、北方位を寝室に使うと睡眠がよくとれて体がしっかり休まる作用があるとされます。
また北はプライベートの方位で家庭運とみることも出来るため、北を寝室に使うと家庭関係の吉作用があるとされます。
北トイレの家相対策

もしご自宅にトイレが2か所ある場合は、北方位のトイレをなるべく使わないか、トイレを徹底して掃除することがおすすめです。もしくは2階以上にあるトイレを優先して使うことも対策としておすすめします。
トイレが汚れていると一白水星の「悩み」や五黄土星の「腐敗」の作用が強まる傾向にあるため、できるだけトイレを綺麗に保つようにする対策が必要かと思います。便座のフタなども閉めるようにすると良いです。
ファブリックは方位と相性の良い色にして、北だとオレンジやピンクの暖色系にまとめて、寒々しい印象を軽減し温かみのある空間にすることがおすすめです。
カーテンの色などで北の凶作用を補う

カーテンなどのファブリックや家具の色を北と相性の良い色合いにまとめると、北の気を少し強めます。
ポイントは、小さな部分よりも大きな部分に相性の良い色を使って、結果的に北方位に相性の良い色の割合を増やすのが方位を強めるためには有効です。
北方位と相性の良いカラーは以下の記事にまとめています。
北方位の設備ごとの作用のポイントをおさえて、対策の工夫をすることがおすすめです。