家相で西に「欠け」のある家は良くないといわれているため、家相を知っていてこれから家づくりをする場合、西に欠けをつくることはないと思います。
西は金運に関わる方位とされ、西に欠けをつくることはお金に関する凶作用があるといわれます。できれば西に欠けのない家に住みたいですね。
しかしすでに西に欠けのある家に住んでいるという場合もあると思います。
その場合どういった西の凶作用が起きうるのか書き出してみました。
西欠け家相
家相では、家の外壁が東西南北それぞれの面で3分の2以内に凹んでいる部分を「欠け」といいます。
西に30度の範囲で該当している場合、西欠けの可能性があります。
西欠け家相の作用
家相で西欠けは、物質的な金運が低下するといわれます。物質的な金運とは喜びに関わるお金などのことで、北西が担当している資産や貯蓄とは少々違ったものです。
給料や、買い物で得た物も西の金運にあたります。西は「兌(だ)」ともいい、取り換えるという意味も持ちます。
西欠けは喜びごとの方位が欠けているため、お金に苦労するなどの喜びに難があるといわれています。
口論や口の病気など、口に関する作用も七赤金星(西)にあたります。
また西欠けは(東張り同様に)20歳未満の女性の縁は薄くなる傾向にあります。
設備ごとの西の凶作用
- キッチン…火のエネルギーが西の金運を強めるが、火剋金(かこくきん)となって金が燃えてしまうため、お金が入っても出ていく家相。コンロが西でなければ凶作用は少ない、またIHだと火には順当しないともされる。西キッチンは西日により食べ物の傷みが早い。
- 流し…西に水まわりがあると金運が流れてしまい、浪費傾向がある。
- トイレ…西の水回りに順当。悩みによって浪費する。
- 風呂…西の水回りに順当。お湯を貯めたままだと凶相。
- 玄関…金運が低下するといわれる。喜び事が入ってきても留まらない家相。
西大欠けの家
私の実家が(複雑な家相で)西大欠けでした。西がほとんど無いため、凶作用を体感するにはうってつけの環境でした。
七赤金星自体が20歳未満の”少女”の運気を司っており、そのため子どもの頃は定期的にとばっちりでした。
(本音は家のせいにしたくないんですが)大欠けは本気で「え?これって運命なの…?」というレベルで、家が西の喜びに関してほぼ許可してくれません。
また「わいわいしたお喋り」など口に関わる仕事をする場合、西欠けは人一倍苦労します。
考察
少々突っ込んだ話ですが、西欠けは西と隣り合う方位の運気も影響します。
つまり給料は少なくても貯蓄があったり、実家が助けてくれる環境であったりします。
妻が専業主婦で家計のやりくりを必死にしているかも知れません。
幼い娘のいる家族が住んでいた場合、両親が娘を非常に気にかけている場合もあるでしょう。
西欠けの吉相とは、そういった面を見越して吉相という場合もあるかもしれません。
あくまで家相は一軒一軒違っているため、全ての西欠けが凶相なのではないと思います。
ですが家相を変えると運気は大きく変わっていきます。
西欠けの家相対策
どの方角にも当てはまる事ですが、ひとまず掃除を徹底する事が家相対策になります。
西欠けの家なら西方位を徹底的に清潔にするのがいいと思います。流し台がある場合、水分があればふき取ることがおすすめです。
不用品があれば処分してすっきりした空間にするのもとても良いです。
西と相性が良い色を取り入れるのもおすすめです。赤色を西に配置する場合は注意してください。赤は火を連想させ金を溶かすとされ、金運が低下します。反対に青は金運を流してしまいます。
水は西に置かないようにします。水槽などは移動が良いと思います。どうしても置かざるを得ない小さな水分の場合は、外の空気に触れないように西の範囲でもいいので引き出しなどにしまってください。
西日は衰退のエネルギーがあるため、西に窓がある場合は午後はカーテンをして遮断しておきます。家が暗くなりすぎてしまう場合は、他の凶作用があるため調節します。直射日光が入らないようにレースのカーテンなどをします。
西の欠けた部分に物置を設置する対策も有効です。木などで対策する方法もあります。木の場合、鬼門などに有効な赤南天は西では避けます。
まとめ
西に欠けのある家に住むと、お金や口に関するトラブルが起こりやすいとされています。できるだけ対策をとることをおすすめします。



